誹謗と中傷の違いは?

誹謗と中傷の違いは?

「誹謗中傷」とほとんどの場面においてまとめて四文字熟語として扱われるこの言葉ですが、本来このような言葉は四文字熟語としては存在せず、異なる「誹謗」と「中傷」という言葉を便宜上まとめて読んでいるに過ぎません。

これら二つの単語は、似たような意味合いをしていますが、厳密には違います。「誹謗」は「悪口を言うこと」とされ、それが根拠に基づくか基づかないかは問いません。

それに対して「中傷」はその文字の通り、「根拠のないことを言い他人の名誉を傷つけること」とされ、根拠が無い悪言がこれにあたります。

誰かを悪く言う場合、虚実が入り混じった発言をすることがほとんどです。なので、「悪口を言うことそのもの」と、「悪口を言い名誉を傷つけること」という両方の意味で「誹謗中傷」が使われます。

どんな言葉が誹謗中傷になり得るの?

どんな言葉が誹謗中傷になり得るの?

普段の生活で、冷静でも、イライラした時や誰かと喧嘩をした時など、つい売り言葉に買い言葉でひどい事をいってしまう時があります。

その場で言い合うだけでは収まらず、友人に喧嘩相手の悪口を言ってしまう、あろうことかSNSで呟いてしまうなどして、大きなトラブルになる事もあります。

対人関係の失敗を招く誹謗中傷ですが、具体的にどんな言葉が誹謗中傷に当たるというのは、例として相手を侮辱する言葉「能無し」「使えない」や「馬鹿」、相手の容姿などを貶す「デブ」などです。

しかし、自分が誹謗中傷する意思がなく発言した事でも、相手の感じ方によってそれは誹謗中傷になり得る時があります。どんな時でも相手の立場に立ち、発言に注意する事が必要です。

ふざけて書き込んだ悪口で訴えられることがある?

ふざけて書き込んだ悪口で訴えられることがある?

軽い気持ちでインターネット上に書き込んだ悪口であっても、場合によっては、訴えられることがあります。大きく分けて、民事上の訴えを起こされる場合と、刑事上の訴えを起こされる場合、またはその両方が考えられます。

民事上の訴えは、民法709条の不法行為を根拠に行われ、裁判の結果、損害賠償や慰謝料といった金銭面での責任を負うことや、謝罪等を求められることが考えられます。

刑事上の訴えを起こされた場合、名誉棄損罪や侮辱罪に問われることがあります。名誉棄損罪は、3年以下の懲役もしくは禁固または50万円以下の罰金、侮辱罪は、拘留(1日以上30日未満の身柄拘束)または科料(千円以上1万円未満の金銭支払い)といった罰になります。

いずれにせよ、インターネット上の書き込みは慎重に行うべきでしょう。